How-To 断薬

睡眠薬断薬の離脱症状が続く期間はどのくらい?

      2016/06/19

離脱症状 どれくらい

断薬完遂というゴールがどれだけ先にあるか見えないと辛いですよね。

「離脱症状は○か月続く」ということが明確に決まっていれば、減薬の道のりはずっと楽だったでしょう。

しかし残念ながら100%確実な情報を得ることはできません。

離脱症状の強さ・続く期間はその人の服用歴や遺伝的な性質によって変わり、個人差が大変大きいものだからです。

何錠この薬を飲んでいたからこのぐらいの離脱症状、といった明確な指標は存在しません

 

明確な指標が無いのは残念ですが、おおまかな目安くらいは知っておいた方が良いのは確かです。

そこでこのページでは参考として、実際に断薬に成功した方の離脱症状の経過をご紹介します。

メイラックス等(用量不明)を一気に断薬した男性の経過

●断薬1か月目

一週間目~二週間目は一日4時間程度眠ることができた。

後半から離脱症状が酷くなり、平均睡眠時間は5分~10分ほど。

ほぼ眠ることができない状態だった。

4~7日酷く、1~2日調子が良いというサイクルが続いた。

●断薬2か月目

ほとんど眠ることができず、一番辛かったのがこの2か月目だった。

1か月目は頭痛や吐き気や筋肉の痙攣など様々な症状に苦しめられたが、症状によっては良くなっている。

調子の波が激しく、予定が建てられないのが辛い。

●断薬3か月目

2~3週間辛く、3~5日楽というサイクル。

睡眠時間は調子が良くて6時間、調子が悪くて2時間といった感じだ。

不眠以外にも一部の症状には改善が見られる。

●断薬4か月目

軽度の不眠というレベルにまで睡眠障害が落ち着いた。

さらに不眠以外の症状もどんどん良くなっている。

●断薬5か月目

5~6時間の睡眠はとれるようになったが、大きな変化は見られない。

まだ深い睡眠をとることはできず、断薬完遂とは言えない。

離脱症状もだいぶ良くなったが、若干の抑うつなど一部の症状はまだ残っている。

停滞期に入ってしまったという感じだ。

しかしもう断薬の終わりは見えたので、経過報告はここまでにしておく。

 

 

計20錠を超える薬を一気に断薬した女性の経過

●断薬1か月目

全く眠ることができない。

不眠のほか、頭がくらくらするような感覚、吐き気が度々現れる。

耳鳴りや疲労感が酷い。

●断薬2か月目

1か月目と状態はほぼ変わらない。

筋肉が痙攣する症状も現れる。

あまりの辛さに絶望し、無気力で毎日を過ごす。

●断薬4か月目

まだほとんど眠ることはできない。

家族によると少しだけ眠っていたこともあるようだが、眠れたという感覚は無い

ほとんどの症状は酷いが、一部の症状は治まる。

●断薬5か月目

3日に一度ほど眠れるようになった

短くて1時間、長くて3時間程度の睡眠。

歩き回るくらいの元気は出てきた。

●断薬8か月目

2日連続で眠れる日が出てきた。

長くて4時間ほどの睡眠をとれるようになってきた。

しかしまだ寝付くまでに4時間以上かかる

不安感をよく感じるが、これも離脱症状の一種だろうか。

●断薬10か月目

まだ浅い睡眠だが、毎日眠れるようになってきた。

寝つきにはまだ3時間ほどかかる。

耳鳴りはまだ残っているが、それ以外の症状はほぼ良くなってきた。

●断薬12か月目

5、6時間眠れる日が出てくるようになった

寝つきには1時間ほどかかる。

睡眠はまだ浅く、毎回夢を見る。

●断薬14か月目

6~7時間の睡眠がとれるようになってきた。

まだ完全ではないが、夢を見ない深い睡眠が増えた。

寝つきには30分~1時間ほどかかる。

●断薬16か月目

6~8時間の深い睡眠がとれるようになった。

寝つきにも10数分しかかからない。

「ウトウトする」という感覚がたまに出てくるようになった。

●断薬18か月目

「眠くなる」という感覚が蘇った。

不眠以外の離脱症状も治まり、毎日深い睡眠がとれる。

 

 

ある男性と女性が離脱症状と闘った記録をご紹介しました。

特に女性の離脱症状は本当に酷く、見るだけで断薬する自信を失ってしまうような内容です。

この女性は気力が本当に強い方なのでしょう。

普通の人にはとてもこの離脱症状を乗り越えることはできません。

 

しかしもしあなたがこの女性の服用量を超える薬を飲んでいたとしても、断薬を諦める理由にはなりません。

なぜなら上の男性と女性は間違った方法で断薬を実行しているからです。

間違った方法とは一気に断薬することであり、適切な方法とはゆっくり断薬することを指します。

断薬はゆっくり

ゆっくり断薬を進めれば、離脱症状をほとんど出さないで進めていくことができるのです。

そして断薬終了後に遅延性の離脱症状が現れる確率は10~15%にまで下がります

一気に断薬をした場合に遅延性の離脱症状が現れる確率は、ほぼ100%です。

この女性も正しい方法さえとっていれば、これほどの離脱症状に苦しむことは決してなかったでしょう。

 

長くなりますので、このページではゆっくり断薬することで断薬が楽になる理由の説明は割愛します。

詳しく知りたい方はアシュトンマニュアルや90%挫折しない睡眠薬の断薬方法をご覧ください。

アシュトンマニュアル徹底要約!断薬に役立つ要点まとめ

 

最後に、ゆっくり断薬した男性の離脱症状の経過をご紹介します。

レキソタン2mgとルボックス100mgをゆっくり断薬した男性の経過

●断薬1か月目

レキソタンを1mg減らした。

離脱症状としては、毎朝涙が止まらない症状。

それ以外は何ともなく、睡眠も7時間とれている

●断薬2か月目

さらにレキソタンを0.5mg減らした。

少し鬱傾向があるが、目立った離脱症状無し。

睡眠も充分とれる。

●断薬3か月目

さらにレキソタンを0.25mg減らした。残りレキソタンは0.25mg。

涙が止まらない離脱症状が出た。

そして単純な計算ミスを頻発するといった認知障害が現れている。

睡眠障害は出ていない。

●断薬4か月目

レキソタンを完全に抜いた。

目立った離脱症状は出ていない

残りはルボックス100mg。

●断薬6か月目

1か月様子を見てからルボックスの断薬を開始。25mg減薬。

今のところ目立った離脱症状は出ていない。

●断薬7か月目

ルボックスよりレキソタンの離脱症状の方が心配だったが、今のところ問題ない。

ルボックスをさらに25mg減薬。

少し気分の落ち込みはあるが、離脱症状らしい離脱症状は出てこない

もう大丈夫だ。

強い方の薬を無事断薬できたのだから、もう片方も問題ないだろう。

報告はここで終わろうと思う。

 - 離脱症状

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